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シモキタボイス シンポジウムの記録

【Symposium1】 8月13日(月)14:00-15:30

「シモキタの道路計画ってなに?」―― わかりやすく語られる背景と問題点

女優・渡辺えり子さんが庶民の目線で訊く!「いま下北沢ってど〜なってるのっつ!?」
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会場風景

大木 : きちっと調査してるわけではないんですけど、下北沢の商店区域の地価は、テナント料も含めて、青山や渋谷というところとまったく同じレベルの価格なんですよね。そのようになったのは下北沢を好んで愛して遊びに来てた人たちが住むようになって、だんだん家賃高騰してても、なおかつ魅力があるからっていうんで、皆さん方やって来るわけでしょ。そういうことは外来者がやったわけですよ、基本的に。地元の商店街の人たちでやったわけじゃないんですよ。で儲かったのはどこかっていったら、地元の商店街とか地主さんとか借地権者とかですよ。でそういう人たちが今道路計画を進めようとしてるわけです。
だからここらへんの矛盾ていうのは、ちょっと考えなきゃいけないことで、計画通りになれば、そういう下北沢をつくりあげた人たちを排斥することになるわけなんです。

渡辺 : そうですね、オリジナルなものをつくった人たちですよね。その、濡れ手で粟みたいな人たちがダサい計画を立てちゃったっていうことなんですよね。それを今さら止めるわけにはいかないんですか。

原田 : そのために今訴訟しておるわけですから、ま、どこまで止められるかわかりませんけど、そのつもりでやっております。

渡辺 : それでさっきのドイツの絵で、なるほどと思ったのは、今、みんな運転して、地方もそうなんですけど、自動車がないと何もできないんですよ、地方とか。ところが今それが50代、60代、70代なんですよ、運転者。

金子 : そうなんですよ、危ないんですよ。

渡辺 : これが80歳になった時に逆行したりするわけでしょ、交差点を(場内笑い)。それでみんな死んじゃったっていう事件よく起こすでしょ。だから若い運転のうまい人が、運転してくれればいいってことでしょ?

会場風景

金子 : おっしゃるとおりです(笑)。

渡辺 : 自分、これから運転免許とろうと思ってるんですけど。

金子 : 今からですか!?(場内大爆笑)

渡辺 : 今52歳なんですけど、すぐ呆けちゃったら逆行するなと思ってるんですよ、高速を。

金子 : うちのおふくろも相当危なくなってきましたから。

渡辺 : おふくろって、一緒にしないでくださいよ!お母さんと(場内笑い)。笑い事じゃなくて、さっきみたいな考え方をしないと日本という国全体がおかしくなってきますよね。道路計画を立ててるってこと自体が誤りなんだってことを、計画を進めてる人たちに言わなくちゃいけないと思うんですよ。で、進めてる人っていうのはいくつぐらいの人ですか(場内笑い)。

金子 : 基本的には偉い官僚さんたちだと思うんですよね。天下りしながら生活してるような人たちっていうのは、開発しましょうってことが大喜びで、それが天下りしていって。

渡辺 : で、その人たちは運転手を雇って生活できるんですよね。

金子 : 黒塗りのね。

渡辺 : 黒塗りの、そうそうそう。で死ぬまで車の中で、死ぬって感じでしょ。

金子 : そうそうそう(笑)。

渡辺 : だからその人たちにはもう死んでもらってっていうか(場内笑い)、それと違う人、ほんと切実に庶民のことを考えて、つまり自分で運転しなかったらどこにも行けない人たちのことを考えられる人に全部総とっかえしない限り?・?・?・?・。

大木 : 官僚組織はね、帳面を見てノート見て言うんですよ。

渡辺 : 机上の論理でしょ。

大木 : ええ。だから、党派の茶坊主みたいな人たちが商店街に分け入って、マインドコントロールしてるっていうところがあるんですよね。

金子 : 税金使ってお金をがーんと投入して事業を興したいんでしょ。そういう時に、お金かけたらかけただけ良いものになんなきゃ困ると思うんですよ。再開発の是非っていうのはものすごくいろんな所で言われてるわけだけれども、お金かけてやることに関して、悪いことだけじゃないとも思う。でも下北沢の開発は絶対に良くないと僕は思っています。その違いは何なんだろうっていうと、要するにお金かけて開発した結果、たくさんの人が幸せになればいいんですよ。みんなが幸せになる開発っていうのも絶対あるんです。ただその下北沢の場合は、駅前の賑わっている街をつぶして再開発しようとしてるからこれはおかしいって僕たち言ってるんです。

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