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シモキタボイス シンポジウムの記録

【Symposium5】 8月14日(火)16:30-18:00

海外の目で見た“SHIMOKITAZAWA” ―― そのユニークさと魅力について

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最後に一言

会場風景

ノア : 日本は偉い人の力が強すぎる。一人が決めるなんておかしいよ。僕らが本当に、その街には違う風な方がいいって考えているんだったら、それを見せるしかないよね、偉い人に。『僕らが街の力です』ってアピールをしないとね。

ママドゥ : 街のためにみなさんの力あわせて戦っていきましょう。おねがいします。

ウダイ : 行政が下北沢を整理しようとしていることに怒ってます。

ピーター : 今日は僕ひとりじゃ心細いから友達をつれてきました。ここにいる(Tシャツを見せながら)マルコムXです。僕のヒーローです。彼がよく言ってたのは、『by any means necessary(必要があればあらゆる手段を用いて)』という事です。税金の不払い運動もいいでしょうし、デモもいいでしょうし、まぁ暴力までは僕はおすすめしませんけども。マルコムが言ったのは暴力じゃなくて自衛だったんですが。やられたらそのままにはしないぞ、と言っただけでも当時のアメリカの政府はビクビクしました。あれから時代も変わってマルコムXに対する見方も変わりましたけど、あのくらい人をビクビクさせる力を持つことはすばらしい。マルコムについて話し出したらキリがないので、とりあえず、『by any means necessary(必要があれば、あらゆる手段を用いて)。』

◆司会者の感想

行政はいつの時代も明確な説明をしない。
決まった事だからだ、としか説明もない。
住民が主体のはずの街なのにおかしな事だと思う。
行政の仕事、計画、説明も業務の怠慢だと言わざるをえないが、
そこで起こっている事、その事を伝える事が仕事のはずのジャーナリスト、
メディアも正義をふりかざし、したり顔で難しい話をする事をインテリだと
勘違いしている人が相変わらず多くいる現実がある。
だから僕たちには、少なくともこの小さな街でおこっている事に関心を持つ住民には、誰にでも分かりやすく伝えていく事が大切だと思います。

街は誰のためにあるのか?当たり前だがそれはそこで生活する人、訪れる人の為にある。
下北沢に関わる外国人はどう思うんだろう?
ひょっとして当たり前に過ごす日本人が気付かない事があるのでは?
そう思いましたが、この街を愛する人間として、思う事は同じなんだなと思いました。
観客のみなさんも熱心に耳をかたむけてくれて、この計画に対する不安、怒り、疑問を直に感じる事が出来た貴重な時間でした。
共通した感覚としては、この再開発計画のそもそもの意味がわからないとか、行政のわかりにくい対応に対する不信感などがあげられると思います。
この街で生活する一住民としても、またこの街が好きでこの街に来る人も、疑問に思う事、あるいは意見などを、よりよい街造りのためには声に出さないと何も伝わらないんだという事が、当たり前の事ですが再確認出来ました。
このようなシンポジウムを開催した事によって聞けた様々な意見は大変参考になり、今後も意見やアイデアを言いたい人達とのディスカッションの場を作ることが大切な事なんだなとあらためて思いました。

(神宮)

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