17:00〜18:30/入場無料(カンパ制)
下北沢の再開発問題について基本的な情報を共有し、現状やこれからの展望についてざっくばらんなディスカッションを行う。また、下北沢の問題は「下北沢だけの問題」ではない。東京や日本全体の都市像についての長期的なビジョンとリンクする問題として、議論を深めていく。スクラップ・アンド・ビルドの都市ではない、持続可能な都市のあり方とは?人がゆるやかに繋がることのできるコミュニティとは?人々が参加して作る街とは?
■パネリスト
松原隆一郎 (東京大学大学院教授・経済学)
マエキタミヤコ (「サステナ」代表)
石本伸晃 (「下北沢商業者協議会」、弁護士)
下平憲治 (「Save the 下北沢」代表)
原田学 (「まもれシモキタ!行政訴訟の会」代表)
大木雄高 (「下北沢商業者協議会」代表)
■司会
伊藤麻紀 (「まもれシモキタ!行政訴訟の会」事務局)
15:30〜17:00/入場無料(カンパ制)
訴訟って何をやっているのか?ということや、訴訟が明らかにしたことはなにかについて多くの人と共有するためのシンポジウム。イラストレーターで、シモキタ訴訟の原告でもある平松昭子さんが、気鋭の若手弁護士、石本伸晃さんにあれこれ質問します。
■パネリスト
石本伸晃(「下北沢商業者協議会」、弁護士)
平松昭子(イラストレーター、原告)
参考:
「まもれシモキタ!行政訴訟の会」 http://www.shimokita-action.net/
17:15〜18:45/入場無料(カンパ制)
激変してゆく東京。でも耳をすますと、それぞれの場所から(について)語る、さまざまな声が聞こえてくる。匂いたつ下町から自然溢れる野山まで、また再開発計画への反対運動から店舗経営で作る自律空間まで、場所も方法もさまざまな彼らに共通するのは、場所と政治という二つの軸の交差する地点で、自分たちにとっての「よりよい暮らし」を目指してアクションを起こしているということだ。それぞれの場所から発する声をつなぎ、重ね、ぶつけあいながら、場所と政治をめぐる東京のリアルを明らかにする。
■司会
仲俣暁生:フリー編集者/文筆家。著書に『〈ことば〉の仕事』など。下北沢在住。「変わりゆく町の中で、足下から考える」ためのフリーペーパー『路字』編 集人。
■パネリスト
坂田昌子:高尾山をトンネルで貫く「圏央道」の建設が進められている。ツリーハウスを作って多くの人に高尾山のよさを知ってもらいながら、自然を守るため に活動する「虔十の会」の代表。
松本哉:高円寺の商店街にリサイクルショップ、古着屋、バーを次々に開店しながら、「家賃をタダにしろデモ」や「三人デモ」など、一風変わったサウンドデモを繰り広げる「素人の乱」の首謀者。リサイクルショップの店長。
福原忠彦:飲み屋が立ち並ぶ横丁の町・立石(葛飾区)に再開発が迫っている。さまざまな立場の人々に町の魅力を知ってもらうために活動をする「立石チョットどうする!?会」で、演劇を用いたユニークなイベントを企画。企業組合演劇デザインギルド所属。
木村和穂:下北沢の道路計画にいち早く声を上げたグループ「Save the 下北沢」で4年前から事務局を担当。
19:00〜20:30/入場無料(カンパ制)
下北沢の反対運動は、住人、下北沢ファン、専門家、店舗経営者などさまざまな立場の人々が参加する運動であり、参加する人たちの考え方は多様である。運動の展開にとっては「街の文化について語ることが大切」なのか、「再開発をめぐる政治の現状を明らかにすることが大切」なのか。また、下北沢は「文化の街」か、「住民の街」か。運動にかかわる者の見方の対立をあえて前景化してみせることで、これまで運動が前提としてきた価値や語りをいったん括弧にいれ、運動を解体しつつ再構築することを目指す。
■司会
北田暁大(東京大学大学院准教授、社会学者)
■パネリスト
伊藤隆允(「まもれシモキタ!行政訴訟の会」)
木下泰之(世田谷区議会議員、無党派市民)
山崎千鶴子(「下北沢商業者協議会」、「Mother」オーナー)
久山めぐみ(「Save the 下北沢」、大学院生)
福川裕一(千葉大学工学部教授・都市計画)
参考:
「Save the 下北沢」 http://www.stsk.net/
★シンポジウムのご予約は不要です。