みんなの声
坂本龍一(音楽家)

おれは、下北沢、好きだよ。
下北沢だけじゃなくて、壊したらもう戻ってこないものーー時間と言ってもいいし、歴史と言ってもいいけど、そういうものってほんとうに大事だよ。
無くしたらもう二度と戻ってこないんだよ。築地にしてもそう。
だから壊すな!

●プロフィール
1952年東京都出身 東京芸術大学大学院卒
'78年「千のナイフ」でソロデビュー。またYMOを結成し世界的な成功を収める。'83年の散開後、ソロ活動を本格化させ「戦場のメリークリスマス」、「ラストエンペラー」など映画音楽でも活躍。アカデミー賞他多数受賞。
Webサイト:http://www.sitesakamoto.com/

ヴィム・ヴェンダース (映画監督)

I love TOKYO very much, and came here countless times, but only since I know SHIMOKITAZAWA, I feel I know its most precious heart.
Destroying this most unique and lively and utterly sympathetic quarter would be unforgivable and a terrible mistake!
So I pledge wholeheartedly for the preservation of SHIMOKITAZAWA as it is.
WIM WENDERS
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私は東京をとても愛しており、
もう数え切れないほど訪れていますが、
"下北沢"という街を知ってから、
東京という都市の生命力の核心に、
はじめてふれたように感じます
個性豊かで活力にあふれ、とても親しみのもてる
この街を壊そうとするのは、許せないことですし、
恐ろしい間違いです!
私は下北沢が今の姿のままで残ることを
心から強く願います。
ヴィム・ヴェンダース
(※日本語訳はSave the 下北沢で作成)

●プロフィール
ヴィム・ヴェンダース - Wikipediaをご参照ください。
Webサイト : http://www.wim-wenders.com/

フジ子・ヘミング(ピアニスト)

もちろん私には防災から考えた云ひ分はよくわかりません。でも日本人はあまりにも無残で容赦なく、東京のあちこちにまだ残っていた日本独特の魅力ある町々をすでに壊しています。
下北沢を銀座や渋谷、新宿のようにして“これで世界におとらない一流の町になった”などと云って喜ぶオヂさん達がたくさんいることを想像しただけで、ゲロがでます。
私の外人芸術家たち友達は、下北沢の魅力には取りつかれています。こわさないで、このザワザワ下北沢を、なんとかそのままに残しておいてください。

●プロフィール
Webサイト:http://www.jvcmusic.co.jp/fujiko/

おおたか静流 (シンガー)

大好きな街を壊されてなるものか!
てくてく歩いて何かを見つける街、
とぼとぼしょぼくれても誰かに逢える街、
愛する音楽に巡り会った街、
この街は生きているんだよ!
この街はふるさとなんだよ!
壊さないで!!!!

●プロフィール
ボイスアートの最先端にて、古き良き味わいの新しい音作りに励む。
NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」でわらべうた等歌唱。CM音楽ではクイーンと呼ばれ、600曲を手がける。“歌は力”を信じて生きる。
Webサイト:http://www.songbirds.ne.jp/sizzle/

ホッピー神山(ミュージシャン)

よき街の姿は残しましょう。近郊都市のような風景は嫌いです。

●プロフィール
1983年プログレポップユニット「PINK」に参加、80年代を代表する音楽プロデューサー、キーボーディストとしての評判を確立。90年代にソロ・ア ルバムをリリースしてから、自ら「GOD MOUNTAIN」レーベル、アンビエントレーベル「GOD OCEAN」も立ち上げる。2003年から「GOD MOUNTAIN」をリニューアル、リリースを再開。2005年、ソロCD+DVD『意味のないものは、意味がある』を発表。現在はレーベルの主宰の他、 世界中のネットワークを築いて多数のアーティストの活動にボーダレスなパフォーマーとして参加している。
Webサイト :http://k-mania.com/

遠藤賢司(純音楽家)

一体誰が何の為に
下北沢よお前もか!

●プロフィール
Webサイト:http://enken.com/

村上"ポンタ"秀一(音楽家)

大賛同

●プロフィール
Webサイト:http://www.ponta.bz/

大熊ワタル(ミュージシャン/CAICALA-MVTA)

応援してます。
再開発、絶対するな、とは言わないけど、誰もが認めるシモキタの美点を根こそぎにするような、大昔の計画は、全くナンセンス!日本中に増殖している、のっぺらぼうの街はもう沢山!
僕のよく通う、下北のあるカフェのマスターは、再開発反対の意思表示をしたとたん、何者かに深夜、店の扉を壊される嫌がらせにあったそうです。大プロジェクトの陰には必ず利権絡みの汚ない思惑が渦巻いてるはず。いろんな人々の得意技を結集して街角を守っていきましょう!

●プロフィール
1960年生まれのマルチ奏者。10代から音楽活動を始め、25歳頃、チンドン屋の世界に 触れ、クラリネットを手にする。90年代に自己のグループを始動、シカラムータと命名(添田唖蝉坊の墓碑銘にちなむ)。
シカラムータでの3枚のアルバムのほか、セッション、サポート(ソウル・フラワー・モノノケ・サミットなど)で多くの録音、国内外の公演に参加。A・アイラーとH・アイスラーの間を入口に、日々音楽の根源へと放浪中。
Webサイト:http://www.cicala-mvta.com/

岸田繁(ミュージシャン/くるり)

「下北沢だから」という理由だけではありません。これから都市計画のあり方を考える一つのポイントだと思います。この計画は何十年も前の都市計画と 何ら変わりないでしょう。
山林を削ってニュータウンを作り、削った土砂を海に埋め立て人工島を作り、双方ともにゴーストタウン化する????。こんなあやまちを繰り返してはなりません。
「人」と「街」がどのようにして成り立っているのかということをないがしろにしてはなりません。
既存のものの良さを生かす都市再開発をしていかなければならない時代です。必然がないものに存在の理由はないです。あと、都内での自家用車利用への課税と、公共交通機関の充実を期待しています。

●プロフィール
Webサイト:http://www.quruli.net/

中川敬(歌手/ソウル・フラワー・ユニオン)

これ以上人間同士が関係し合わない街を増やしてどうする?
目先の便利さやこギレイさの為に無機的な街を増殖させてきた、その結果が今の日本ではないか。
雑多な商店が立ち並ぶ中をダラダラと歩ける、その幸福を知ろうやないの。
次世代に残すべき街というものがどういう街なのか、この機会にみんなで考えよう!

●プロフィール 
日本の雑種ロックンロールを代表するバンド、ソウル・フラワー・ユニオンのヴォーカル&ギター。在日関西人。宗教は阪神タイガース。80年代パンク・シー ンを震撼させたニューエスト・モデルを経て、93年にソウル・フラワー・ユニオンを結成。また、95年の阪神大震災を機に、労働歌・民謡等を演奏する別動 チンドン・ユニット、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの活動を開始し、02年5月東ティモール独記念式典イベントに参加、三度の大規模なフランス・ ツアーの他、北朝鮮、韓国、ベトナム、フィリピン、香港、台湾、パレスチナ難民キャンプなどでもライヴを敢行している。
Webサイト:http://www.breast.co.jp/soulflower/

神田陽子(講談師)

少女時代、成徳学園に通った思いでの街です。
文化のある街下北沢の古き良きたたずまいをお守り下さい。
演芸のほうも、ぜひよろしくお願いします。

●プロフィール
Webサイト:http://www008.upp.so-net.ne.jp/kan-yo33/

曽我部恵一(ロックン・ローラー/主夫)

とにかく、勝手に変えるな!

●プロフィール
 Webサイト:http://www.sokabekeiichi.com/
「sketch of shimokitazawa」http://www.sokabekeiichi.com/shop/r0028_sos_new.html

和気優(歌うたい)

救うな!守るな!生きろ!

●プロフィール
元JACK KNIFEリーダー。現在は下北沢にてダイニングバーをプロデュース。毎年バイクでギターを背負い全国の少年院をライヴツアーしている。
和気優初著書・少年院バイクツアー『少年院ロックシンガー』発売中 。
Webサイト : http://www.you-waki.com/

WORLD WIDE CONNECTION:http://livemedia.co.jp/wwc/

不破大輔(バンドマン/渋さ知らズ)

人を棄て街を棄て想いを棄てさせ関係を断たせ歴史を棄てて故郷を消去してしまう想像を捨て去った人々から守らなくてはいけない物、事はあります。
壊されてたまるか。

●プロフィール
ベーシスト。渋さ知らズ小間使い。下北沢に数年住んでいました。
Webサイト:http://www3.alpha-net.ne.jp/users/poipoi/index/top.html

大友良英(音楽家)

様々な人々の生活が年輪のように積み重なっている町並み。
一度壊してしまったら、取りかえしがつかないのに。

●プロフィール
1959年生。ギタリスト、ターンテーブル奏者、映画音楽家
Webサイト:http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/

ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

古くて味のある町が再開発の犠牲になるのはもう嫌です 。
行政側は必ずもっともらしい説明をして、住民の声を一応聞いた上で結果的にその声を無視し 、予定通りの企画を実施します。うちの近所でも同じでした。
反対するのももどかしくなってきますが、 それでも下北沢の皆さんを応援します。
経済より大切なものがありますから。

●プロフィール
1951年ロンドン生まれ。74年に来日し、音楽系出版社勤務を 経て、『ウィークエンド・サンシャイン』(NHK FM)、『バラカン・ビート』(インターネットラジオOTONa Mazu)、『CBSドキュメント』(TBS系)などブロードキャスターとし て活動中。著書に『ぼくが愛するロック名盤240』(講談社)などがある。

公式ブログ:http://peterbarakan.cocolog-nifty.com/

藤谷文子(女優・作家)

私の大好きな友人の女の子は、煙草を買う時、下北沢にある豊富な 種類を取り揃えた自動販売機が、ずら?と並んだ八百屋に行きます 。
しかし彼女は、販売機には向かわず、店の隅の一角にある煙草売り場で 、おばちゃんが接客で忙しくしていても、じっと待ち、おばちゃんの手を煩わせて、たった一箱の煙草を購入します。それは毎日必ず行われ 、私は少し離れた所からそれを見ている。
ある日どうしても不思議に思い 、彼女に「何故 販売機があるのに販売機で買わないその方が時間も短縮出来るし誰の手も煩わせない」と問うと、彼女は思いもよらなかっ たという顔をして、「おかしいのかな」と困惑してみせた。
そ の次の日から、彼女は販売機で煙草を買うようになった 。私のせいである。一つ、触れ合いを奪ったのだ。
人も町も、それ自体が持っ ている本質を生かすも殺すも、どういう変化を外部が影響せしめるかなのか・・・、
触れ合いの町が現在進行で急速に減っているなか 、触れ合いの塊のような下北沢を是非とも生かしてあげたいもんである。

●プロフィール
大阪十三出身。13歳の時、三井不動産の第6代目リハウスガールとしてCM出演。15歳で、金子修介監督「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995年)でスクリーンデビュー。2000年、「式日」(庵野秀明監督)では出演の他、原作も務める 。女優活動以外に、バラエティ出演や雑誌連載などで幅広く活動。
Webサイト:http://ayablue.com/

永井一郎(声優)

若者が文化を発信していた池袋は、文化の消費地と化した。
六本木は外人と金持ちの街に堕した。若者は二度と戻らない。
下北沢は文化を発信する最後の若者の街だ。金の亡者に渡してはならない。

●プロフィール
1931年, 大阪生まれ。
著書に『バカモン!波平、ニッポンを叱る』。
芸歴は『サザエさん』(磯野波平)、『宇宙戦艦ヤマト』(徳川機関長/佐渡酒造)、『YAWARA!』(猪熊滋悟郎)、『風の谷のナウシカ』(ミト)、『スター・ウォーズ』(ヨーダ)、『ハリー・ポッターと賢者の石』(ダンブルドア校長)など。

所属事務所サイト:http://www.aoni.co.jp/actor/na/nagai-ichiro.html

黒田征太郎(イラストレイター)

そろそろ 本当に 大切なこと
を考えないと
とんでもない国になってしまい
そうな 美しい国?日本
ですね。 もう。ておくれだと
シラケナイで
大切なモノが沢山のこっている
下北沢を………
大切に。

●プロフィール
1939年大阪府生まれ。イラストレーターとしてポスターや挿し絵で数々の賞を受賞するとともに、壁画制作、ライブペインティングなど幅広いアーティ スト活動を展開。
Webサイト: http://www.k-3.co.jp/

サエキけんぞう(パール兄弟)

日本人心の荒廃は、地域コミュニティの破壊からもたらされたのでは?
商店街には子供を見張ったり、育てたりする機能がある。大店舗にはそれがない。コミュニティを無視して正常な人間が育つとは思えない。今では日本に数えるほどしかない生きた商店街は、実は「命の歯止め」だ。
「美しき国」の未来のために、何が優先されるべきなのか、社会で、もう一度考え直していただきたい。

●プロフィール
1980年ハルメンズ「近代体操」でデビュー、86年よりパール兄弟「未来はパール」以降約10アルバム。2003年「宇宙旅行」で復活。2006年 「ダークサイドにようこそ」03年仏でソロCD発売、2回仏ツアー。作詞家:モーニング娘「愛の種」他。主著書「歯科医のロック」。
Webサイト : http://www.saekingdom.com/

東方力丸(漫読家)

下北沢は演劇の街で、小ぢんまりとした雑多感がある。
下北沢の雑多感はここにしかない。
住宅街が基本になっているこの街を、わざわざビル街にする必要はない。
そこまでしなくなっていいじゃない。
街にいる人間は、勝手に変なことされないように、ちゃんと見てないといけない。

●プロフィール
漫読家。下北沢の路上で『マンガ読み屋』として活躍している。

Webサイト:http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Drum/8381/001/RIKIMARU.html

森泰人(コントラバス奏者)

下北沢駅周辺を大きく変えてしまう道路と駅周辺の開発計画があるとは!現在の商店街を分断する道路を造ったりしたら、今の下北沢の魅力は一辺に消え てしまいます。何処からそう言う発想が出てくるのでしょうか?税金を使って、多くの人達に愛されている空間を消し飛ばす行政とは、一体なんでしょうか?税 金の無駄づかいと批判されても仕方が無いでしょう。
ちなみに僕の住んでいるスウェーデンのイェーテボリでも、現在、 港周辺の幹線道路を地下化する工事が進行していますが、これまで在った幹線道路があった空間を、どの様にするかと云う問題がありました。イェーテボリ市で は地元の新聞に、俎上に乗っている幾つかの計画を、完成図の形で掲載し、インターネットで住民の意見を調査する様な事までやっています。イェーテボリ駅、 オペラ劇場に近いだけあって、イェーテボリ市の行政側もかなり慎重に、しかも周到に計画を進めようとしています。住民が「良かった!」「良くなった!」と 云える様な事をするのが行政のあるべき姿では無いでしょうか?
本当に東京を住みやすい空間にしたいのならば、人々の 心に「和やかさ」や「安堵感」を与えられる空間が必要です。下北沢はちょっと複雑だけれどコージーです。そんな空間は、国や都の行政の手では絶対創り得な いものです。行政が計画しても、今の下北沢の魅力は帰ってきません。行政が先頭に立って、せっかくある素晴らしい空間を、大切に守り育んで行くべきです。 下北沢には立派な文化が育まれています。特に若い人達のパワーが強く感じられます。こういう住民の意思を、文字通り大幹線道路建設の名の下に踏みつぶして しまう様なグロテスクな計画に断固として反対します。

●プロフィール
1952年、東京に生まれる。
1981年スウェーデンに移り住み、北欧を中心に音楽活動を始める。
多くの北欧の音楽家を日本へ紹介。北欧ジャズ・ブームの切っ掛けをつくる。
プロデューサーとしても活躍。北欧と日本の音楽交流に貢献している。
Webサイト:http://www.music-net-jp.com/morimusic/

山口洋(HEAT WAVE)

Keep the FIRE!

●プロフィール
一音楽家。
Webサイト:http://www.five-d.co.jp/heatwave/

小野島大(音楽評論家)

輸入盤規制問題で、「好きな音楽を自由に聴く」という、ごく当たり前の権利を貫こうとすると、政治の壁に真っ向からぶつからざるをえない、ということを改めて実感しました。文化は政治や経済の動向と決して無縁ではいられません。世界にもまれな文化の街・下北沢を、利権にまみれた政治の力が破壊しようとしています。いつまでもナイーヴなままでは、彼らのなすがままになってしまいます。立ち上がり、声をあげ、われわれのもっとも大切なものを守りましょ う。

●プロフィール
著書に『音楽ライター養成講座』(音楽之友社)、編著に『NUSENSATIONS 日本のオルタナティヴ・ロック1978-1998)』 (ミュージックマガジン社),『The DIG presents Disc Guide Series UKNEW WAVE』(シンコーミュージック)、プロデュース作品に『FineTime ? A Tribute to New Wave』(キューン)などがある。
Webサイト:http://onojima.txt-nifty.com/

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