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シモキタボイス シンポジウムの記録

【Symposium6】 8月15日(水)14:00-15:30

エンディング・シンポジウム
シモキタの未来図を描く ―― 魅力ある街とは・駅前広場のあり方は?

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高橋 : オヤジの会は、代沢小からできたということですが、オヤジの会という楽しそうな感覚も下北沢だからこそできたのかなと、伺いながら思いました。続けて大木さん、これまでのことをまとめてお願いします。

会場風景

大木 : 下北沢商業者協議会の代表をつとめております。正確には「補助54号線の見直しを求める下北沢商業者協議会」ということですが、長いのでそう呼んでいます。
 「54号線の見直しを求める」ということで賛同を得て、地元の510店舗が参加した当事者の組織です。実際に下北沢という場所で生活し、商いし、文化を育てるようなことを行っている商業者ということで、我々は見直しを求めて区長さんに要望書、陳情書を提出し、シモキタらしくサウンドデモなんですが、デモをかけました。都庁にもいきました。「下北沢商業者協議会は当事者」という意識が熊本区長にもおありになったのか、一回だけ区長と会いました。それは、こちらが呼ばれて能天気に喜びいさんで行ったわけでなく、予定調和を求められての術じゃないかなとは思ったりもしましたが、こちらも、「虎穴にはいらずんば」ということで行きました。でも結果としては、案の定、そういうことではありました。

 商業者協議会として、これまで色々動いてきたのですが、街をどうするかについて返事は一切なかった。そして、都市計画審議会の最後の決着が採決に終わってしまって、われわれは、というより下北沢全体が、ガクゼンとした。採決に行けば、どっちになるかということは、(都市計画審議会会長は)あらかじめ明らかに知っていたわけですよね。それでも、採決という方法をとったということが、如何ともしがたい、ショックでした。そして事業認可が下りたわけですから、我々はなすすべを失ったわけですよね。もう、要望書をもっていこうが陳情をしようが、まあ、無駄だ、むなしい行為だという思いにかられて今日に至った。
 ところが、「ザ・スズナリ」の野田くんが、商業者協議会の世話人でもあるのですが、「スズナリがあいているのですが、何かやりませんか」と、飲み屋で言い出したんですね。飲み屋で始まったんですよ、このイベントは(笑)。それで、ああ、それなら商業者協議会とスズナリが結託して、いや、共催してなにかをやろうじゃないかということで、おとといから今日まで実現したわけです。演劇界の方にも出ていただきましたし、初日は音楽もやりましたし、昨日は映画を上映しました。
 
 というように、下北沢がもっている特性のある文化、街のもっているものを大事にしよう、今回の開発がその辺のものを壊してしまうということを、(シンポとライブが)コラボをすることによって訴えた。こうしたことをこれからも回数を重ねていきたいと思っています。そのほうがよっぽど、区に、要望書を提出するとかいう行為よりも実効的じゃないかなと。マスコミには特にお願いしたいのは、これを取り上げて、もっと真剣なまなざしできちっと見つめていただきたいと。

 個人的なことを申し上げますと、1966年から下北沢で遊ぶようになった男です。33年目になるお店ももっています。27年になるおうちも持っています。地権者です。周辺地域の地権者です。代沢2丁目です。井上さんがおっしゃられたような、「区も弱っているのではないか」というようなことは、手前ども、己個人に限って言えば、それでたがを緩めるというようなことは一切ないというのが実感であります。
 ですよね?(会場に向かって)

 ですから、もっと市民運動の声を大きくして、それで、そのことによって区もルックバックさせたい。道路および駅前広場、あるいは、周辺地区の問題をもう一度きちっと、一時中止して棚上げして、みんなの声を聞こうではないかと言ってほしい。「今まで聞いてきてなかったきらいがある」ということは行政の田中瑞穂さんもおっしゃっているわけですから、こういうことを行政のトップにも伝えていただき、開かれた協議会を設置して、反対派も中庸も推進派も入れて、オープンにしましょうよ。
(会場から:「街づくり懇談会は解消しましょう、解体しましょう」)

 そのために、開かれた協議会を作りましょう。

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